シリコンバレーツアー日記 2,3日目

8月20日〜8月27日にかけて株式会社Ensirsosの主催のもと、高校生〜大学生を対象としたシリコンバレーバレーツアーが行われました。本ツアーはシリコンバレーに拠点を置く企業や大学、研究所及びそこで働く人を訪れてお話をお伺いし、シリコンバレーでの働き方やスタートアップの起業環境などを知ることで、自分の人生によって働くとはどういうことなのか、自分の好きなことをして働くということは一体どういうことなのか等について考える機会を得ることを目的としております。若い世代の人にとって今後の人生を見渡す視座を得る一助になればとの思いから開催しているものです。<弊社編集担当>

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2日目、Yahooで働く方にお会いした。

 

 

Yahooでは上司と週に一度、15分のあいだ1対1でコミュニケーションをとる時間が設けられている。会議は会議室だけではなく、歩きながら行うこともある。お話を聞いたYahoo本社は中庭に大きな芝生の広場があり、バスケットボールコートもあった。社員同士はSlackというアプリケーションを利用しており、そこでバスケットボールチームのグループも結成されている。また、Googleの方がYahooよりも就職の上で人気があり、それを克服するためにYahooはGoogleに比べて、施設の充実、給料の高さを売りにしている。どうしてライバル会社のGoogleの環境にも詳しいのかと質問すると、アメリカでは転職のための情報収集、情報交換は当たり前だとおっしゃった。シリコンバレーはその涼しい気候と相まって、働きやすい環境だった。

 

3日目、現地で日本人スタートアップと日本企業のコンサルティングを行っている方にお会いした。

日本人はシリコンバレーではすぐに見分けがつく。それはスーツを着ているからだ。日本の企業とシリコンバレーの企業では、複相も異なるが、それ以上に運営の方法が異なる。日本企業は決まったことは早急かつ正確に行うが、決定までに時間がかかる。なぜなら、会社の決定は日本での会議で議論されるからだ。同様に、シリコンバレーにも決定権を持つ社員を送り込まない。それゆえ投資する場合にも時間をかけてしまい、1分1秒を争うスタートアップとは相性が悪い。また、シリコンバレーでは、どのような企業に所属しているかではなく、どのような能力を持ち、何を成してきたかで評価される。新しいことをするならば、それを実行する人物に能力があるかどうかが最も重要だからだ。しかし、日本の企業はシリコンバレーに出張する社員を3、4年で交代させてしまう。すると、これまでに培った個人に所属する評判、ネットワークをもう一度作らなければならない。それゆえ、日本の企業がシリコンバレーで活躍することは難しい。

 

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